地味マイラーの旅行記

旅行、マイル・ポイントのいろいろ

2022年イスタンブール市内の交通機関&イスタンブールカード

イスタンブール市内には様々な交通機関があるものの、旧市街と新市街を観光で回る場合メインとなる交通機関は6つ。ただ観光中に実際に使ったのはメトロとトラムヴァイのみ。その他は、利用を検討したものの結局使わず。そして、交通機関に乗る時に必要なイスタンブールカード。合わせて少し説明したいと思います。

メトロ (Metro)

M2は新市街と旧市街を結ぶ路線。新市街タクスィム駅・旧市街Vezneciler駅間を使いました。

M2は基本地下鉄ですが、新市街と旧市街の間にある金角湾の前後で地上に出て橋を渡るので眺めがいい。橋の真ん中になぜか駅がある。バス・ターミナル(オトガル)に繋がるのはM1。M1-M2はYenikapi駅で乗り換え。

M2車両はモダンで、M1車両は少しレトロで対面シートがあります。

(2023年3月追記) 2023年1月にイスタンブール空港・市内の地下鉄M11が一部開通

トラムヴァイ (Tramvay)

こちらはモダンな路面電車。T1は旧市街をぐるっと回っていて便利。メトロM2のVezneciler駅とトラムT1のLaleli-Universite駅が乗り継げます。メトロで旧市街Vezneciler駅についてもスルタンアフメットまでは少しあるので、暑い時&疲れた時はトラムを利用するとあっという間に到着。メトロの駅から海側に向かい少し下っていくトラムの駅があります。

ボスポラス海峡クルーズや鯖サンド屋さんのあるエミノニュ駅・タクスィムに近いカバタッシュ駅間も利用しました。ガラタ橋は、徒歩、車、トラムで渡れます。そして橋の上では多くの人が釣りをしてます。トラムもメトロ同様に新市街と旧市街を結んでいますが、新市街側はガラタ塔のふもとKarakoy istasyonuもタクスィムに近いカバタッシュは坂の下ボスポラス海峡のところにあるのでその前後に坂を上るか下る必要が出てくる。それを解決するのがテュネル (Tunel)とフェニキュレル (Fenikuler)。

テュネル (Tunel)

ガラタ橋のふもと坂下のKarakyo・イスティクラール通りの終わり坂の上のBeyogluを繋いでいます。ヨーロッパ最古の地下鉄らしい。(2023年4月追記) 写真はKarakyo駅。駅の入口は少し分かりにくい。車両は小さなものが1つ、上下行ったり来たりしているので、出発時間はカウントダウンのサインが壁にある。

フェニキュレル (Fenikuler)

トラムのカバタッシュ駅とメトロのタクスィムを繋ぐ地下ケーブル。カバタッシュ駅に着いてどうするか悩んだものの、せっかくの観光だからと坂を上りました。結構きついし、テュネルのエリアと違ってかなり住宅地なので、後から考えると乗ってもよかったかもしれない。

ノスタルジック・トラムヴァイ (Nostaljik Tramvay)

実用的な交通手段というより、アトラクションの様な乗り物。新市街イスティクラール通りを走っている、名前の通りノスタルジックなレトロなトラム。通りを歩いているとたまに走ってる。いつか乗ろうと思っていたら乗り損ねた。後日、ガイドさんから、自分が滞在中は毎日走っていましたが、このトラムは毎日走っているわけではないと聞きました。

市内バス (Otobus)

メトロ、トラム、テュネル 、フェニキュレルだと乗り換えが必要だけど、バスだと1本で行ける時もある。グーグルマップで検索するとバスルートを提案された時もあった。ただ、時間によってはかなり渋滞が激しいので、その時の様子を見てトラムの方が早そうだと結局バスには乗らなかった。

イスタンブールカード (istanbulkart)

イスタンブールカードは日本でいうSuicaの様なもの。メトロ、トラム、バス等公共交通機関に共通して使えます。普通に自販機でペットボトルも買えそうだった。意外に便利だったのは、公共トイレ(1リラ)の改札も通れます。イスタンブールカードは1枚で5人まで使用可能。改札は入口のみなので、1人目がタッチして入った後に、2人目に渡すことができる。2022年9月時点でイスタンブルカードは50リラ、返金不可。駅にある黄色い券売機で購入可能。券売機は、観光地であれば日本語を含めた多言語対応。券売機によって、現金のみ、クレジット/デビットカードのみ、現金&カード両方対応と違いがあります。上記写真の券売機は現金&カード両方対応。初回イスタンブールカードを現金で購入する場合、100リラ札を入れてもお釣りはででこず、カード代金50リラの残金50リラはカードにチャージされた状態で出てきます。ただ、イスタンブールカードを受け取った後に、istanbulkartと書かれた白いところにカードを置いて残金チャージが必要と言う記事も見たので、券売機によるのかもしれないので、カードを受け取った後は念のためチャージ額を確認してみてください。

券売機で見かけたのは、1回券は15リラ、3回券35リラ。それ以外にもありそうでしたが、未確認。イスタンブールカードだと1回乗車7.67リラなので、1回券と比較すると7回以上のるならイスタンブールカードの方がお得。あと乗り換え時も1回目は5.49リラと割引になります。例えば、メトロとトラム、Yenikapi駅でM2とM1と乗り換える場合、一度出口を出てしまうので、再度乗りなおすことになりますが、乗り換え時は7.67リラではなく5.49リラになります。ただ、イスタンブールカードを複数名で使用した際は、1人目の乗り換えのみ割引料金。運賃は、頻繁に変更されるので最新情報は、イスタンブール交通局のサイトで要確認。

イスタンブールカードのチャージも簡単です。チャージを選んで画面の横にあるistanbulkartというところにカード置いて読み込みが始まり、カードの残金が分かり、いくらチャージするか金額を選んで現金を入れるか、クレジットカードをタッチして書き込みが終われば完了です。1回目は、時間がカウントダウンされるので焦りました。

タクスィム駅にはイスタンブールカード(赤色)ではなく、イスタンブールティーカード(青色)を販売する券売機がありました。1、3、5、7、15日間乗り放題のカードです。料金は未確認。また、イスタンブールカードのアプリも最近出た様ですが、SMSコード認証が必要でSMSが届かない、クレジットカードもトルコの物しか使えない等コメントを見たので今回はトライしていません。