地味マイラーの旅行記

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トルコのお菓子バクラヴァ 老舗ナディール・ギュル in イスタンブール&東京

ターキッシュエアラインズを頻繁に使うようになって知ったトルコのお菓子バクラヴァ (又はバクラバ)。トルコ人の知人のお勧めのショップは、1843年創業の老舗ナディール・ギュル(Nadir Gullu)。この老舗がなんと日本の東京にショップをオープン。ナディール・ギュルのバクラヴァが買えるイスタンブール本店、イスタンブール空港内、松屋銀座店をご紹介。

イスタンブール本店 Karakoy Gulluoglu - Nadir Gullu

イスタンブール空港で長時間のトランジットがあるとイスタンブール市内に出るのでついで自分用とお土産用バクラヴァを買うためよく寄る。場所は新市街側、ガラタ塔のふもと、ガラタ橋から少し歩いたところ。

バクラヴァを中心としたお菓子の持ち帰りはもちろん、イートインもできる。

既成の詰め合わせも売っているけど、せっかくここまで来たら自分の好みで詰めたい。

カウンターで実物を見ながら店員に箱詰めしてもらえる。

料金はカウンターの向こうに表示されているものの、読み取るのは結構難しい。例えば、ピスタチオのバクラヴァは1kgだと420リラ/約2,965円、5個(Portion)だと85リラ/約600円。(2023年3月15日、1リラ=7.06円で計算。為替レートの変動に加え、トルコの物価は短期間でかなり上昇するので、現在の価格と乖離がある可能性あり)

自分はだいたいピスタチオとクルミバクラヴァを中心に詰め合わせにする。ピスタチオのバクラヴァ2種類、クルミバクラヴァ、ヘーゼルナッツのバクラヴァを購入した際のレシートを確認してみると。

Karisik Baklava/Mixed Baklava with Pistachioとなっているので、ピスタチオのバクラヴァの詰め合わせ(480リラ/kg)を0.535kg購入で、256.80リラ/約1,813円。

個別で買うと、キロ単価は480リラより低いので、ちょっと損してるかも。特に単価の低いクルミのピスタチオ。実際は個買いはできないと思うが、ここでは便宜上、キロ単位ではなく、個買いした場合で計算。

  • Fistikli Kuru Baklava: 90リラ/5個=18リラ/個、18リラx4個=72リラ
  • Fistikli Baklava: 85リラ/5個=17リラ/個、17リラx4個=68リラ
  • Cevizli Baklava: 70リラ/5個=15リラ/個、15リラx4個=60リラ
  • Findikli Nadir Dolama: 85リラ/5個=17リラ/個、17リラx4個=68リラ

合計268リラ/約1,892円になるので、キロ単位より割高になる。自宅用でそれなりに食べるのであれば、詰め合わせではなく、1箱同じ種類にして、それを数箱買うのがお得なのでお勧め。ただ、お土産用、自宅用でも少しずつ違う種類を食べたいとなると、少し割高ではあるものの詰め合わせで。これまでの経験から、箱詰めの場合は、個別ではなくキロ単価で計算してくれる。

箱詰めされたバクラヴァはビニールパックしてくれるので、移動中に箱が開いてしまう事態は避けられる。

恐らくこれが、一番小さな箱のサイズ。(お惣菜を入れるような透明プラスチックケースならもう少し小さいサイズもあり) ピスタチオのバクラヴァ5個とクルミバクラヴァ5個。

バクラヴァ以外にも、様々なお菓子が販売されててイートインできる。

お菓子以外にもチャイ(トルコ紅茶)等のドリンクも買える。

イートインはかなりカジュアル。ファーストフード店風に、カウンターでオーダーして支払いを済ませてから、トレーで適当な席に座る。イスタンブールの店内で、東京の百貨店(松屋銀座)に支店をオープンした映像が流れてた。

パンフレットでは、本店と製造工場の近さをアピール。200m、徒歩5分の距離。フレッシュな状バクラヴァたちが工場から運ばれてくるのでしょう。パンフレットのショップの写真は移転以前のもの。ショップがあった場所は再開発中で、冒頭の写真が現在のショップの入口。

恐らく現在のショップがある通りの1本奥の通りにあったこちらが製造工場だと思われるので、以前よりさらに距離が短くなってる。

イスタンブール空港内

イスタンブール空港には寄るけど、市内に出れるほどトランジットの時間はない場合、空港内でも購入することが可能。

トルコ製品が集まっているショップの一角にバクラヴァのコーナーがあり、そこにナディール・ギュルの製品もあり。既に箱詰め状態で、選択肢とサイズは限られるものの、売れ筋どころが揃ってる。持ち歩き用(ドライ)ピスタチオのバクラヴァ(緑色の箱)、クルミバクラヴァ(クリーム色の箱)、バクラヴァ詰め合わせ(赤色の箱)、お菓子の詰め合わせ(緑色の缶)。老舗だけあり、他のバクラヴァと比較して高価格。

もちろん空港価格というのもある。イスタンブール空港はユーロ表示 (カードで支払いの際は、ユーロからトルコリラ建てとなる)。持ち歩き用(ドライ)ピスタチオのバクラヴァ1箱(450g)15個入り35.90ユーロ/約5,157円。クルミバクラヴァ1箱(450g)15個入り28.90ユーロ/約4,152円。

  • ピスタチオのバクラヴァ: 店舗 450リラ/約3,177円、空港 79.76ユーロ/約11,458円
  • クルミバクラヴァ: 店舗 350リラ/約2,471円、空港 64.21ユーロ/約9,224円

キロ単位で比較すると、空港で購入すると約3倍の価格。(2023年3月15日、1リラ=7.06円、1ユーロ=143.655円で計算) あと気になるのが製造日。UTが製造日で、TETTが賞味期限と推測すると、2月23日製造で3月25日が賞味期限なら約1カ月は持つ。ただ、今回空港を訪れたのは3月中旬。タイミングにも寄るかもしれないが、今回は2週間前に製造した物が並んでいる。

松屋銀座

2022年11月に松屋銀座に支店がオープン。

箱のサイズが小さめ。ピスタチオのバクラヴァ1箱4個入り1,944円。日本限定なのか、銀座はちみつバクラヴァ2個1,350円という商品あり。週末の夕方だと、既に売り切れ済み。松屋銀座限定の缶やイスタンブールのデザインの缶もあり。イスタンブール本店にイスタンブールのデザインの缶があったか不明。

カウンターで選んで箱詰めするのではなく、既に箱詰めされている状態で販売。クルミバクラヴァ1箱4個入り1,728円。空港以上の高価格。首都圏じゃない人は、1箱8個入りと少し大きくなってしまうものの、オンラインでも購入できる。

価格比較

1個当たりの価格比較の結果がこちら。

ピスタチオのバクラヴァ: 本店120円/17リラ<空港343円/2.39ユーロ<松屋銀座486円

クルミバクラヴァ: 本店106円/15リラ<空港277円/1.93ユーロ<松屋銀座432円

(2023年3月15日、1リラ=7.06円、1ユーロ=143.655円で計算)

当然ながらイスタンブー本店がかなりお得。1/3ぐらいの価格で購入可能。高価格と思ったイスタンブール空港内でも松屋銀座と比べたらまだお得。日本で買えると思えば1個400円越えでも妥当なのかもしれないが、現地価格を知ってしまうと日本で買う気が起こらない。さすが、トルコ老舗店。老舗にこだわらなければ、もう少しお安めもある。