地味マイラーの旅行記

旅行、マイル・ポイントのいろいろ

ANAマイルを貯めるためのポイ活戦略を考える:ANA・三井住友・エポスカード、三井住友銀行、Vポイント&Tポイント

ANAマイルを基本1年に一度の国内旅行の往復無料航空券(10,000~15,000マイル)が賄えるぐらい貯めるのが目標。クレジットカードと銀行利用とポイ活のあり方を考えるが、2024年春以降のVポイントとTポイントの統合をにらみ現状様子見。

マイルを貯める目的でクレジットカードは選んでいて、保持しているのは以下の7枚。(2023年6月25日に6と7を追加)

  1. デルタAmex:ゴールドメダリオンを維持するため年間150万円利用するメインカード。特にボーナスマイルを狙い、海外で更にメイン。
  2. ANAカードVISA:Amexが利用できない時の保険。Amexが150万円超えれば、こちらをメインとする、準メインカード。
  3. 三井住友カードVISAゴールド(NL):タッチ決済でポイント還元増量の対象コンビニ・飲食店とポイント1%のお店3つで利用するサブカード。
  4. 三井住友カードMasterコストコとポイント1%のお店3つで利用するサブカード。
  5. エポスカードゴールド:上記のカードでポイントがつかないモバイルSuicaを含めた選べるポイントアップのお店3つで利用するカード。Amexが使えず、海外オンラインサイトで三井住友のセキュリティが強すぎて認証がうまくいかない時の予備カード。
  6. 三井住友銀行Oliveゴールド:選べる特典、Vポイントアップ、ポイント1%のお店3つでのみ利用するカード。もうポイント1%で選びたいお店も特になくほぼキャッシュカード。
  7. イオンゴールドカード・セレクト:最寄りスーパーがイオンなので以前から持ってた。2023年4月6日WAONポイント・Tポイントの交換ができる様になり、新しくANAマイル圏へ。ただ、この相互交換は1年間期間限定の模様。新しいVポイントで引き継がれるか微妙なので、情報収集しつつ、交換は2024年4月5日までに完了するのがよいかも。

メインカードはデルタAmexなので、デルタのマイルが貯まる。かつ、仕事関連で乗る国際線はターキッシュエアラインズのエリートステイタスを維持するためターキッシュエアラインズのマイルに付けてしまうので、フライトではANAマイルは貯まらない。そのため、クレジットカード利用とポイ活でANAマイルを細々と貯める。基本1年に一度の国内旅行の往復無料航空券(10,000~15,000マイル)が賄えるぐらい貯める目標。

ANAカード(一般)

これまでは、Web明細の割引(550円)、「マイ・ペイすリボ」を登録のうえ、年1回以上の利用で割引(1,073円)が可能で年会費は1/4程度に。

2,200-550-1,073=最終的年会費 577円

昨今の改悪で、Web明細割引廃止、「マイ・ペイすリボ」を登録のうえ、年1回以上のリボ払い手数料の支払いが必要になった。1カ月だけ「マイ・ペイすリボ」の限度額を調整してリボ払い手数料が少し発生させれば、ほぼ半額。

2,200-1,073=最終的年会費 1,127円

ただ、そんな細やかなことをやる技量は自分にはなく。大人しく、年会費全額を支払い。

年会費 2,200円 (税込み)

メインカードはデルタAmexなので、ここまで支払って、ANAカードを維持するメリットはあるのだろうかと、自分でも疑問に思う。今のところ維持するメリットは一応あると思ってる。

メリット

  • カード継続で1,000マイルもらえる (1マイル=2.2円)
  • 200円に1ポイントで、1ポイント=1マイルで交換可能、しかも1ポイント~
  • 6,600円払えば、1ポイント=2マイルに交換可能
  • ANAカード含め他の三井住友カード分も含め通常ポイントが、1ポイント=0.6マイルで交換可能 、しかも5ポイント~(ANAカードがない場合は、1ポイント=0.5マイル)
  • 多くのポイントサイトでVポイントに交換可能で、1ポイント=0.6マイル
  • 年間100万円までのお買い物安心保険付き(マイ・ペイすリボ設定)
  • ココイコ!のボーナスポイント

デメリット

  • 年会費2,200円かかる
  • 海外旅行保険で、一番需要の高い、傷害・疾病治療費用、賠償責任、携行品損害が付帯していない
  • メインカードではないので、6,600円払って、1ポイント=2マイルに交換するほどポイントは貯まらない
  • エポスカードコールド(年会費無料)なら、1ポイント=0.6マイルで交換可能、ただ1,000ポイント~

とりあえず、1,000マイルと最終的にANAマイルにちょっといいレートで交換するために、ANAカードを維持している。

三井住友カード

いつか年会費のかかるANAカードを解約することを想定して、三井住友カードVISAゴールド(NL)と三井住友カードMasterを保持している。以前の記事の際にはともに通常の三井住友カードのVISAとMasterだったのを、VISAだけゴールド(NL)に切り替えた。メインカードはデルタのAmexゴールドでゴールドメダリオンをキープするには毎年150万円利用しないといけず、並行して三井住友カードゴールド(NL)を年会費無料にするため、年間100万円利用は厳しいと思っていた。ただ、幸運にもコロナ禍でAmexゴールドのゴールドメダリオンをキープする年間利用額が特別措置で100万円となったので、その間に三井住友カードをゴールド(NL)に切り替え、無事に年間100万円利用を達成し、永年年会費無料を獲得。(Amexゴールドの特別措置は既に終了済み)

三井住友カードVISAゴールド(NL)は永年年会費無料を獲得したので、タッチ決済でポイント還元増量の対象コンビニ・飲食店とポイント1%のお店3つで利用する専用カード。三井住友カードMasterはコストコとと選んだお店3つで利用する専用カード。通常カードだと、iDのみでタッチ決済に対応しておらず、少し不便、かつこれまで通常カードの利点だった月間5万円以上利用するとボーナスポイントが付与されていたものが2022年で終了したので、NLに切り替えることを検討中。

メリット

  • 年会費が無料
  • 多くのポイントサイトでVポイントに交換可能
  • お買い物安心保険付き(ゴールド(NL)と通常カード)
  • ココイコ!のボーナスポイント
  • 対象コンビニ・飲食店でのタッチ決済で最大ポイント5%還元
  • 選んだお店3つでポイント+0.5%
  • 利用付帯の海外旅行保険を選べる無料保険に切り替えられる
  • ゴールドはポイント有効期限が3年間 (ゴールド以下は2年間)
  • 家族カードが無料で作れる(通常カードの場合は、年間3回利用で年会費無料)

デメリット

  • ANAカードがないと、1ポイント=0.5マイルになる
  • ポイント還元の高い対象コンビニ・飲食店をあまり使わない
  • ポイント1%のお店の選択肢がエポスカードと比較して貧弱
  • 年間100万円利用しないとボーナスポイント(10,000ポイント)がもらえない(ゴールド(NL))

同じ三井住友カードグループでANAカードと三井住友カードVISAとMasterのポイントが合算できるのがありがたい。

エポスカードゴールド

エポスカードから年間利用50万円以上で招待を受けたので、年会費は無料。Amexと三井住友ではポイントがつかないモバイルSuicaチャージでポイントが付く。かつモバイルSuicaは選べるポイントアップ3ショップの対象。そのため、選べるポイントアップ3ショップで利用するカード。Amexが使えず、海外オンラインサイトで三井住友のセキュリティが強すぎて認証がうまくいかず決済ができない時にも活躍。

メリット

  • 年会費が無料
  • 200円=1ポイント、1ポイント=0.6マイルで交換可能、(通常カードは0.5マイル)
  • ポイントアップのお店3つなら200円=3ポイント (丸井なら200円=4ポイント)
  • 毎日アプリゲームで最大3ポイント獲得可能
  • ポイントの有効期限がない
  • 海外旅行保険が自動付帯で、傷害。疾病治療費用が300万円、携行品損害が20万円
  • マルコとマルオの10%OFF

デメリット

  • 交換が1,000ポイント=600ANAマイル単位
  • ポイントサイトからエポスポイントに交換不可
  • エポスポイントの使える範囲が狭い

年会費無料で、補償がそれなりの海外旅行保険が自動付帯なのはかなりありがたい。三井住友カードの選んだお店3つでポイント+0.5%はかなりマニアックなお店が多い一方、エポスカードのポイントアップショップの範囲がかなり広く、大手も多くて使い勝手がいい。ANAマイルへの貢献度は地味に高い。

三井住友銀行 (SMBCポイントパック)

三井住友カードにどっぷりの自分だが、三井住友グループには銀行でもお世話になっている。メインバンクは勝手のいいネット銀行だが、大手銀行のメインバンクは三井住友銀行。クレジットカード同様、準メインの位置づけ。

  • 残高に応じた金利を適用する口座(残高別金利普通預金)の契約
  • インターネットバンキング(SMBCダイレクト)の利用

上記の2つで提供されるサービス。各種サービス利用でVポイントが付与されたり、条件を満たせばATM手数料が無料になったりする。

メリット

デメリット

三井住友銀行 (Oliveアカウント)

三井住友銀行が新しく打ち上げた総合金融サービス。ざっくりと言えば、三井住友銀行口座、三井住友クレジットカード、Vポイントが1つになったサービス。世界初となるとが1枚のカードで、4つの機能を持つフレキシブルペイ。

  • キャッシュカード
  • デビットカード
  • クレジットカード
  • Vポイントカード (支払い用)

切り替え設定は三井住友銀行アプリ内でできるらしい。自分の場合、ほぼクレジットカード利用だと思うが、海外でネット状況が悪い、又は繋がらない場合を想定して事前の設定変更・確認が必要になりそう。

メリット

  • キャッシュ&デビット+クレジットカード2枚が1枚にまとまる
  • 他行への振込手数料は無料 (月3回まで)
  • 三井住友銀行三菱UFJ銀行店舗外ATM時間外手数料無料
  • 毎月選べる特典でVポイントかATM手数料優待
  • Vポイントアッププログラムで対象コンビニ・飲食店でのタッチ決済が最大ポイント6%還元以上
  • 既に保有している三井住友カードならVポイントアッププログラム対象になる
  • 三井住友カード全体とVポイントは合算できる

デメリット

  • 切り替えできない場合、カードは1枚にまとまらない
  • ポイント還元の高い対象コンビニ・飲食店をあまり使わない
  • 家族カードは作れない

3月1日に詳細も判明し、申し込み開始。既に保有している三井住友カードVISAゴールド(NL)が永年年会費無料を獲得しているので、切り替えができるかが知りたかった。結論、切り替えはできない。ただ、三井住友カード・ゴールド(NL)で永年年会費無料を獲得済みの場合は、対象期間内にOliveゴールドに入会すると永年年会費無料で持てることが判明。しかも対象期間は2024年2月29日までの1年間。

切り替えはできなくても、とりあえずOliveゴールドに入会して永年年会費無料を確保して、その後に三井住友カード・ゴールド(NL)を解約すれば1枚に統合できる。

(2023年6月25日追記)

結局、Oliveアカウントに切り替えた。三井住友銀行アプリ内のリンクからサクッと。申し込みからカード到着まで約1週間程度。左が三井住友VISAゴールド(NL)、右がOliveゴールド。若干ゴールドの色味が違う。届いてから、ほぼ黒&ゴールドのカードにした方が間違いにくいのではないかと思ってきた。デザインの変更は三井住友銀行の支店での再発行手続きになるらしい。手数料1,100円はゴールドカードだと無料。ただ、黒メインで、ICチップ、右横の三角、VISAの文字がゴールドでかなり目立つ気がする。全体がゴールドの方が上品なような。そんなことより、取り間違えない方が大事。このままでいいかとも悩み中。今回のOliveアカウント切り替えで得たメリットは下記の3つ。

  • 選べる特典は三井住友銀行がメイン口座ではないので、給与受け取りがなく、利用特典(月末残高1万円)で100ポイント。
  • Vポイントアッププログラムでは、Oliveアカウント契約&のアプリログイン+1%を獲得して+6%
  • 選べる無料保険3種類を全カバーできた。(三井住友カードVISAとマスターと既に2種類カバー済みだった)

ポイント1%のお店3つは、既に三井住友カードVISAとマスターで6店舗登録済みで、登録したいお店がない。リストが貧弱すぎる。

三井住友VISAゴールド(NL)は結局解約せず。理由は2つ。

  • 引き落とし口座を三井住友銀行ではないメイン口座に設定したい。
  • Oliveアカウントは家族カードが作れない。
VポイントとTポイント統合

    

SMBCグループのVポイントとカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)のTポイントが統合すると言うニュースには驚いた。セキュリティにうるさいSMBCグループが、個人情報取り扱いの認識の緩かったCCCとよく組む気になったなというのが最初の印象だった。SMBCグループの資本比率が40%と少ないとは言え、SMBCグループが入ることでその辺りがしっかりすることを期待。そして、今回の報道で、自分の中ではそれなりの知名度だったVポイントは、三井住友グループと接点がない人にはあまり知られてないポイントだったことに驚いた。確かに、他の大手銀行系グループのポイントはその存在さえ知らないので、今更納得。

TポイントもANAマイル50%で交換できるので、地道に貯めている。自分としてはVポイントとTポイントの統合はありがたい。2024年春の統合を目指しているとのこと。Vポイントは2023年3月からスタートする三井住友銀行Oliveでも核となっているので、Vポイントの獲得・利用にはそれほど変更はないと想定。Tポイント提携店でのポイントが貯まって使えるというポイントが、今後どの様にVポイントに影響して新ポイントとなるのか。最近増えた、QR決済みたいなバーコード運用?今後少しずつ動きが分かってくると思うが、状況を見つつ、ANAカード維持や三井住友銀行Olive移行を検討したい。Tポイントから継承してほしいと思うのは最終利用から1年間だった有効期限。

(2023年6月25日追記)

来年春の統合に向けて少しずつ新ポイントの情報が出てきた。新ポイントサービスは青と黄色のVポイント。希望していた有効期限が最終利用から1年間になる模様。シンプルにこれだけにして欲しい。Tポイントではストア限定Tポイントで利用先・期間限定があったものの、三井住友グループが軸にしたいVISAでどこでも使えるVポイントにするにはこの設定はないだろう。ただ、楽天ポイントでは利用先限定はないものの期間限定ポイントが存在。新しいVポイントにも期間限定ポイントが導入されるのではないかと少し懸念。何故なら、三井住友銀行Oliveアカウントを作って選べる特典で銀行残高が1万円以上だと毎月100Vポイントもらえるというものがあるものの、このポイントの有効期限は現時点では6カ月。